7作品目:それでも町は廻っている
7作品目は、それ町こと…
『それでも町は廻っている』(全16巻)
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石黒正数さんの作品。
東京下町の女子高生、嵐山歩鳥を主人公に、彼女の周りで起きる日常の出来事を中心に描いてゆく日常コメディー。1話完結形式。
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コメディとしておもしろいのはもちろん、時系列シャッフルの妙、伏線探しを始めると、何度読んでも楽しい…!
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単純コメディではなく文字数も比較的多め。
歩鳥が推理小説好きで探偵に憧れているので、ミステリ要素のある話も多々あれば、SFやオカルト、パラレルワールド的世界観、たまにゾクッとするようなホラー話も。
(個人的に好きなのは70話の「大人買い計画」87話の「陰謀は霧の中」111話の「夢幻小説」。世にも奇妙な物語的なやつが好きです。)
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わたし中では「よつばと」のよつばが成長したら歩鳥みたいになるんじゃないかな(なってほしい)と勝手に思ってます。。
個人的に好きなのは歩鳥の妹、ユキコ。
そして、タッツンが歩鳥に言う悪口のセンスがめちゃツボです。
(ちょうちん失敗、あったかいまんじゅうetc...)
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昨年2月に最終巻が出たときはちょっと悲しかったですが、最終巻のエピローグが素晴らしかったので満足…。